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ドキュメンタリーにキリドキリド [アンテナ]

今日(7日)夜の9時から約一時間半にわたり、「Hiroshima」というタイトルの原爆についてのドキュメンタリーをやっていました。
観終わってしばらくたった今も未だにどきどきしてしまってます。
見終わった直後は落ち着くために、番組を観るといってたS嬢に電話をかけてしまったほどです。

イギリスでみるドキュメンタリーですから、原爆を落とすまでの熱い議論だとかを放送すると思っていたのです。
でも実際の
内容は随分違いました。
どちらかというと被災者側(日本)の話が中心だったのです。
原爆投下まで、アメリカ側はどのような過程で実行に至ったか。
また、日本人何人かの生存者のインタビューを交えて当時の広島はどうだったのか、原爆が落とされたとき、彼らはなにをしていたのかということを当時の映像と再現VTRを使って丁寧に説明してくれました。

そう、生存者=日本人なわけで、日本語で話すんです。かれら。

そして被爆当日の再現VTRではみんなそれぞれ、被爆者の方たちが当時なにをしていたかというのをかわるがわる再現VTRをはさみながら、時には爆弾を落とす側のアメリカ兵のインタビューやら再現VTRなんかをいれたりしながら話は進んでいくのです。
まさに爆弾が落とされようとしているとき、学校でかくれんぼをしていただとか、家族と一緒に朝ごはんを食べていただとか、銀行をあけるために掃除をしていただとかが映像とインタビューで表現されているのです。
私の心臓はばくばくでした。
緊張に耐え切れずに「あああ、お、おちるよ~。」なんて情けない声をあげてしまいました。

その後は、小さい女の子が家の下敷きになり回ってきた火に焼かれながら「おかーちゃーん。あついよー。ひとりにしないでー。」なんていってるんです。
「はだしのゲン」状態なわけですよ。
ちょっとはずれの村に急患が出て助かったお医者様は街に帰る途中、「人とは思えないような生き物(creatureと訳されていた!)が目の前にあらわれた。鼻がないんです。脈を取ろうとしても触れるところがないんです。」と当時を思い出しながら語っておられました。
そしてそのあとは「黒い雨」なんですよ。


やられました。
まさかイギリスでこんなのを見るとは思っていませんでした。
日本語だから余計こたえた気がします。

それでも「降伏するぐらいなら死を選ぶ!」なんていってる映像をみながら、
「なんでもいいから降伏してくれ。」と思わずにいられませんでした。

そして次が長崎なんですよ!ああ!!

番組の最後に生存者の一人のおばあさん(この方は務めていた銀行で開店準備をしている時に被爆されたそうです)が「そごうというデパートがあるんですけどね。そこでお茶をしながら外を眺めていると、道行く人々がとても幸せそうで、あれ(原爆投下)は本当にあった出来事なんだろうか。と思ってしまう。」
といってました。
そこでもう涙です。
おばあさ~~~~~~~~~ん。
涙、涙です。

このドキュメンタリーはDVD(BBC)にもなっていて売られているそうです。

とにかく平和でいられますようにと祈らずにはいられません。


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コメント 2

なつ@また登場

ルイの掲示板にギャル飲みに関して書いとくから。
ここに書くよりいいかなぁ、と思ってね。
by なつ@また登場 (2005-08-09 02:34) 

docoiruiruka

なっちゃんへ

かしこまり☆
by docoiruiruka (2005-08-09 06:52) 

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